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令和６年３月10日（毎年15日直前の日曜）に行われる大縣神社（犬山市宮山3）の豊年祭は、別名・姫の宮まつり、おそそまつりとも呼ばれ、女陰をかたどった山車（だし）や行列が練り歩く奇祭として有名な祭りです。

お姫様トラック、太鼓トラック、大鏡餅、神馬に続く神主さん、巫女さんの赤と白のオープンカーと、ミスマッチに現代的な飾車行列。諸鍬神社からお神輿や猿田彦、神馬などが大縣神社に向かって　白いケープをかぶった、年配の女性たち（地元ご婦人のこの扮装は女性器を表していると言われています）の神幸行列。

大縣神社から数キロの小牧市の田縣神社の豊年祭は、巨大な男性器の形の神輿で有名です。昔は大縣神社の豊年祭も田県神社に匹敵するようなリアルな女性器の神輿だったらしいですが、今はお多福の口などデフォルメされたものになっています。名称や祭りの類似から、両者は一対のように思われがちですが、田縣神社と大縣神社は実は全く関係がありません。